Freeeのレポートに含まれている「資金繰りレポート」。
直接法によるキャッシュフロー計算書のようなものです。
(キャッシュフロー計算書には直接法と間接法がありますが、表示する方法の違いです。)
損益ベースではなく、現預金ベースで数字を捉えることができ、便利ですよね。
ただし、初期設定の場合だと妙な項目が表示されているので、設定し直しましょう。
未分類?
資金繰りレポートの画面です。
次のように、前月繰越→営業収支→投資収支→財務収支、と表示されています。
各分類での収支内容が把握できますね。
が、ラストに何かいます。
未分類……?
ただ、ここに入ってくる科目についてもいずれかの収支に該当します(するはずです)。
例えば、売上について前受した金額を「前受金」勘定としていると、この未分類に入ってきます。
営業収益、ですよねぇ。
この場合、工事を行う事業者が「未成工事受入金」として前受した場合には、かなりの金額が未分類とされてしまうことも。それでは困る。
正しく現状を把握できないのでは困りますので、適切な分類へ移動させましょう。
集計分類の設定
1.資金繰りレポートの最上部にある「集計分類の設定」を選択します。
2.集計分類が未分類のもので設定が必要な科目につき、左の編集ボタンを選択。
3.該当する集計分類を選択し、保存。
4.先ほど未分類にいたDCカードが、営業収支へと移動しました。
まとめ
Freeeの資金繰りレポートについて、未分類を各収支へ移動させる手順を記載しました。
Excel等により加工することも一つの手ですが、ここで設定しておくことで、キャッシュフロー計算書を手早く確認することができるようになります。
数字については、「雑」「その他」「未分類」などというのは無い方が物事を捉えやすいかな、と。
細かすぎる分類はやりすぎですが。